網膜静脈閉塞症は何人に1人?日本の患者数と年齢別傾向をやさしく解説|体験談あり

生活・ライフスタイル

1. はじめに

中高年になると「最近、目が見えにくくなった…」と感じることはありませんか?
その原因の一つに「網膜静脈閉塞症(もうまくじょうみゃくへいそくしょう)」があります。この病気は放置すると視力に影響が出やすいため、早めに知識を身につけ、対策しておくことが大切です。本記事では、日本の発生率や年齢別リスク、生活習慣との関わりをやさしく解説します。

筆者はこの病気になってしまい、右目の視力が極端に落ちました。
この記事では、自分なりにどうして発症したのかをその詳細を明らかにしていこうと思います。

 


2. 網膜静脈閉塞症とは? 👁️

2‑1. 病気のしくみ(やさしく解説)

  • 網膜(目の裏の「フィルム」)にある静脈が詰まる病気です。

  • 詰まるタイプには、
     ・網膜中心静脈閉塞症(CRVO)
     ・網膜静脈分枝閉塞症(BRVO)があり、BRVOの方が4~5倍多く見られます pubmed.ncbi.nlm.nih.gov+12nichigan.or.jp+12eylea.jp+12eylea.jpeylea.jp

    このように静脈が詰まり、体液がにじみ出るそうです。
    そして、どうなるか?

2‑2. 主な症状

  • 部分的または急激な視野欠損

  • ものがゆがんで見える「変視」

  • 飛蚊症(小さなゴミのようなものが漂う)や視力低下

筆者の場合は、まさに上の二つでした。

いつ気づいたのか?

昨年の5月ころ異変に気付きました。
YOUTUBEの動画作成を行う日々が続き、仕事と同時進行していたのです。

ご存じの方も多いと思いますが、YOUTUBEで収益化をするには、チャンネル登録者が1000人を超えないといけません。
2023年11月から作成を開始し、翌年の5月頃に右目が見えにくくなりました。当初は目の疲れ程度だろうと思い様子見をしていたのです。

作業の頻度は、仕事から帰宅後、就職や入浴を終えて、その後の約4~5時間を動画作成の時間にしていました。休日は、食事とトイレ以外はほぼ作業に没頭、そんな日を続けていたのです。

どのような症状か?

右目の視力が落ちて、様子見をしていましたが、一向に改善しない。
それで、右目だけでカレンダーなどの文字を見てみました。
あれれ?文字が歪んでほとんど見えません。まるで、水中で5メートル先を見ているように歪んだような見え方です。

眼の前にレンズを何枚も置いて見るような感じです。視力は0.05くらい?
これ、説明しにくいので、図を作ってみました。
因みに左目の視力は1.5で正常なため、ほぼ右図です。

両目で観ると上記の中間くらいに見えますが、車の運転は念のため控えています。


3. 日本でどれくらいの患者がいる?

3‑1. 発生率:何人に1人?

 


4. 年齢別リスクと傾向

福岡県久山町のデータでは:

年代 発生頻度
50〜59歳 約1.6%
60〜69歳 約3.2%
70〜79歳 約2.3%
80歳以上 約4.6%

治療開始

治療は簡単に説明しますと、眼の中にはガラス対という透明な液体が入っています。
これが目を丸く膨らんで眼球になっているとのことです。
そして、眼の奥には多くの毛細血管が張り巡っています。
筆者の場合は、この中の一本の静脈から体液が滲み出て、体液が溜まっているとのことです。
つまり水たまりを通して物を見るので、上図のように、歪んだりボヤけたりしているのです。

前置きが長くなりましたが、眼に注射を打ちます。
・まずは手術台に仰向けに寝ます。
・緊張を和らげるために看護師さんが優しく話しかけてくれます。(癒し)
医師が登場して以下の作業に入ります。

注射眼の準備

①眼の麻酔を行う点眼液を垂らし、少し時間を置きます。
②眼の周りの消毒を行います。(焦げ茶色の消毒液)
③眼出しカバーをします。
④目の玉の上から透明なフィルムを被せます。(この状態では看護師さんや、医師の姿を見ることができます。)
・天井には超照度の高い手術用のライトが点灯しています。これは眩しい!
⑤眼の玉の洗浄をします。(恐らく透明な消毒液で、少しヒリヒリします。)
施術を行う医師からは、眼の玉を動かす意味から、左、下、右、上を向いてくださいと指示があり、その都度眼を動かして消毒します。
⑥眼を動かさないで、左上を向いてください。とのこと。

注射

⑦注射針が眼の中に入ってきますが、痛くはありません。この時点でもぼんやりと先生の姿が見えます。眩しいですが。
⑧眼の中に液体が広がる状況がわかります。
透明な水の中に濁った水を入れて、その水が拡散されるような感じです。
時間はわずか数秒。
⑨終わりましたよ~ の声で、終了です。
⑩はい、お疲れ様でした。

お会計

さあ、気になる金額ですが、1回あたり約3万円です。

注射の頻度は?

これこそ、人によって異なるそうで、短い方なら数回(2~3回)で症状が改善されるようです。
筆者の場合は、現在進行形ですが、8回ほど注射をしています。
先生によると、「眼底に体液の水溜まりが出なくなるまで注射が必要」とのことです。

素人ながら、少しは良くなったので、ここで治療をやめて、見えないながらも生活をしようと思いましたが、放置すると見えなくなるかもしれませんよ。とのことで、黙って継続しています。

気を付けること

この病気で気を付けることは、高血圧だそうです。
毛細血管から体液が滲み出るのは高血圧だから・・・。なので、そこを改善しなければなりません。

筆者の血圧は平均すると145~150くらいです。
明らかに高いですよね。10年前までは120~130くらいでした。
身長175cm、体重72kgは、少し太り気味だとか・・・。
体重を落とすと顔がこける・・・。

昔、体に良いからと、肥満防止に玄米を食べていた時期があります。これは効果覿面で、数か月に7kgほど体重が減りましたが、体力低下と外見が特に顔がこけてしまい、知人の数名に、病気ではないのか?と変人扱いを受けました。
それ以降、白米に戻しています。

高血圧の方が注意したい病気5選

  1. 脳卒中(脳梗塞・脳出血)
    高血圧は脳卒中の最大のリスク要因です。定期的な血圧管理が重要です。
  2. 心不全・心筋梗塞
    高血圧により心臓に負担がかかり、心臓病のリスクが高まります。循環器科での管理が推奨されます。
  3. 慢性腎臓病(CKD)
    高血圧は腎臓に負担をかけ、腎機能の低下を引き起こします。腎臓内科でのフォローが必要です。
  4. 網膜症(高血圧性網膜症)
    高血圧は目の血管にも影響を及ぼし、視力低下を引き起こす可能性があります。眼科での定期検査が重要です。筆者はこれです。
  5. 大動脈瘤・大動脈解離
    血管にかかる圧力が高まることで、動脈の壁が弱くなり、破裂のリスクがあります。血管外科や循環器科での管理が必要です。

これらの病気に対して、早期発見と定期的な通院での管理非常に重要です。

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